髭日記

アメブロからのお引越し。

最近ちょっと観るペースが落ちてきてるような気がする。マイリストに登録される観たい作品は増えてるのに。上映中で観たい作品もあるから映画館にも行かないといけないのにもう少ししたら観なきゃいけない作品も公開される(『観たい』ではなく『観なくてはならない』)からなんとかして時間を作らないと。

【M:i:Ⅲ】BSでやってたので。字幕版。

'06の作品やけど、『そんな前か?』て感覚。

個人的にベッタベタのベタofベタのM:I-2が好きなので(まぁ世間ではかなり酷評されてるけど)①と今作は地味な印象がずっとあった。次作の④(ゴーストプロトコル)以降が作るたびに興行が成功してどんどん派手になっていったから致し方ない部分もあるけども。

しかしそこはJ•J•エイブラムス作品。観る回数を重ねると面白さが増してくる。①は正直[暗い]。


ディヴィアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)がシリーズの悪役の中で随一の怖さ。まさに[怪演]て感じ。戦闘力での強さとかは②のアンブローズや⑥(フォールアウト)のウォーカーかもしれないけど、何をしでかすかわからない怖さというか敵に回したくない怖さはダントツでディヴィアン。⑤(ローグネーション)のソロモン・レーンもどちらかといえばこっち寄り。④のヘンドリクスはおじいちゃん。


前作(M:I-2)でアンブローズを騙した手口(スタンプをガムテで口を塞いで声を封じてバレないように変装させた)をやり返されてるのがいい。前作へのちょっとしたオマージュというか。バチカンでは①と②で披露した宙吊りアクションぽい事もしてるしJ•J•エイブラムスらしいというか。マスクの製作工程をわざわざ見せたのも監督のこだわりなんじゃないかな。


チームの紅一点のゼーン役のマギーQさんはこの後でDIE HARD4.0で[すぐ人を蹴る女]役をやってらっしゃる。テレビドラマ版の[ニキータ]もやってはるらしいのを知ってちょっと驚いた。


リンジーの殉職シーンは何回観てもちょっとキツイ。リアル過ぎるというか。初見の時はちょっと引きずったくらい。このシリーズの他の作品はたまに思い出したように円盤引っ張り出して何回も観たけど(①はそんなに観てない)今作を頻繁に観ない理由はほとんどコレ。今でもキツイ。

あと、リンジーを演じてる[ケリー・ラッセル]がS•W epⅨ(The Rise Of Skywalker)のゾーリ・ブリス役の人とさっき知って驚いた。


最初に『①は暗い』と書いたけど、《スパイ大作戦》をベースにしてるのなら①が1番スパイ映画。②以降はアクションの要素が強くなってってるし、④以降は特に『さぁ、次は?。次は?』とハードルが高くなってアクションのアイデアとスケールが一人歩きしてる感はある(もちろんちゃんと面白いけど)。そーゆー意味では今作は①に近しいスリリングさはある。②は個人プレーの印象強いし。今作はチームプレーの爽快さに軌道修正されてる。

[ラビットフット]の詳細が明かされないのもなんか好き。《マクガフィン》ていう映画の手法らしい。


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ロビンフッド】BSPにて字幕版。原題:[Robin Hood: Prince of Thieves](Thieves=泥棒、盗賊)ロビンフッド映画の中で1番好きな映画。何回も観てるけど毎回ワクワクしながら観てる。シンプルに好き。ケビン・コスナーの映画でコレと[アンタッチャブル]('87)がダントツで好き。とにかくケビン・コスナーのカッコよさに全振りしたような単純アクション活劇映画(褒めてます)。キムタク映画というかファンや好きな人(と演ってる本人)はたまらなく楽しくて気持ちいいんやろなぁっていうヒーロー映画(ずっと褒めてます)'91年作品。143分。長い(長い)。でも楽しめる。長いけど。


この作品は衣装のセンスが好き。あまり映画を観て〈衣装〉に意識が向く事はないんやけど。中世の頃の知識が爆裂に情薄なので当時の服装とかを知らないけどどのキャラの衣装もとてもカッコいい。ROCKでもあり厨二心をくすぐるというか。


悪役がDIE HARDのハンス・グルーバーのアラン・リックマン(ほとんどの人の認識はスネイプ先生?)。剣を持って前線で戦う敵ではなくて典型的な憎たらしい代官。いい味出してます。ボソボソと早口で喋るキャラがハンスっぽくて好き。ちなみに元々は舞台俳優でDIE HARDがなんと映画初出演。所作とか表情の作り方とか立ち振る舞いがたまにすごく舞台っぽくて好き。

相談役の魔女の予言がほぼ当たってるのが地味にすごくて実力は本物やったりする。


恩義だけで命を懸けるアジーム(モーガン・フリーマン)が粋過ぎてズルい。この人はこんな役で美味しいところ持ってきがち。


ウィル(クリスチャン・スレーター)がいいアクセントになってる。彼の映画は[トゥルー・ロマンス][インタビュー・ウィズ・バンパイヤ][ブロークン・アロー]とかも好き。〈ロビンの義弟〉とかベタベタで反則技スレスレで後付け感満載やけど意外な事にちゃんと元からあるキャラ(でも本来は[甥])。作中ではアジームがロビンの事を『クリスチャン』て呼ぶのでまぁまぁややこしい。これってわざとか?


エンディングで流れる主題歌[(Everything I Do) I Do It for You](ブライアン・アダムス)もいい。すごくいい。高校の時に同級生に薦められてこの頃もよく聴いてたアーティスト。久し振りに聴くとCD探して聴きたくなっちゃう。

アルマゲドン]の[I Don't Want to Miss a Thing]に匹敵するくらいのエンドロールやと思う。歌詞読んでるだけで泣いちゃう。


英国に伝わる英雄物語をハリウッドの監督がハリウッドのキャストでハリウッドで腕まくりしてハリウッドのこってりした味付けをして作ったような映画。『ディズニーっぽい』って評されがちなのもわかる。今思うとデートの時に選ぶような映画。長いけど。

今でも世代を問わず普通に観ても普通に楽しめる映画やと思う。長いけど。


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【マッドマックス・怒りのデスロード】原題:Mad Max: Fury Road 。BSテレ東でやってた残念な吹替版。劇場でお金払ってこの吹替を観た人は納得したんやろうか。なんでちゃんとした声優さんを使わないのか理解できない。ましてや主役(マックス)によ。台無しにしてるでしょ。

当たり前のように音声を英語に切り替えて字幕表示にして観ました。


このシリーズは②がダントツに好き。今作もカッケェけど②には及ばないかな。派手さと豪華さは格段にスケールアップしてるけど。[たられば]になるけど、もし何年か前に作られててマックスをメル・ギブソンが演じてたなら②を超えていたかもしれない。

トム・ハーディーは悪くないですよ。誰も悪くないの。ただ、あの唇は無駄なインパクトある。

ちなみに今作はマックスとフュリオサ(シャーリーズ・セロン)のW主演。あんま過去のシリーズを観てなくても楽しめるのかもしれない(もちろん観てる方が楽しめる)(それはそう)


序盤でマックスとフュリオサが銃(グロック)を奪い合う時の最後の《装填からの自分の脚で片手でのリロードしての威嚇射撃》がまず最初の見所。たまらなくカッコイイ。

あと、谷を抜けた後の戦いでフュリオサがルーフに昇る時にマックスが運転しながら片手でライフルの弾を装填して渡すトコとその後で自分のグロックをリロードするまでの一連の流れがカッコイイ。ここ見所。

あとはフュリオサのSKSカービンでのマックスの肩越しのスナイプ。カッコよ過ぎる。ここも見所。最近、至近距離で発砲されて『キーーーン』て聴覚が麻痺する演出多いね。よく観る気がする。

もう一つの見所は最後にニュークスが魅せるクライマックス。漢気。アレで一気にラブロマンス映画にしてしまう。ズルい。

あとは[輸血袋]という設定の回収。これは見事。ジャケットの肩口にずっとチューブみたいなのが巻き付けてあってそれがちゃんと活かされてる。


ぶっちゃけ個人的な見所はそれくらい。

あとは延々と救いようのないディストピアをリアルにこれでもかと見せられる映画。でもその世界観がたまらなくカッコイイ。北斗の拳のリアガチど真ん中世代なので刺さる、刺さる。〈鉄馬の女たち〉とかカッコイイにも程がある。

シリーズを通してこの世界観と細かな設定を作り上げるジョージ・ミラー監督の頭の中はすごい。なんならちょっと怖い。


かなりハードでROCKな大クセ映画なので(過ぎる)薦める相手を選ぶかもしれない作品。耐性や抗体のない人にはお薦めしにくいかも。

ただこれだけは確実に言える。《吹替版だけは絶対にお薦めしない》


インターセプターがあんな事になったからマックスの物語はもうこれで終わりなのかなと思うし、フュリオサの前日譚が次作やとか。楽しみなんやが。とても楽しみなので是非ジョージ・ミラー監督(御年なんと78歳!)は健康に気をつけて長生きをして頂きたい(なんだこの〆)


◯(本来ならこんな〈吹替版〉は△レベル…もしくわ✖︎やけど音声切り替えれたお情けと作品への敬意込めての◯)

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バイオハザード: ヴェンデッタ】アマプラにて吹替版をお久し振りに。ゲーム[バイオハザード・RE4]が発売されてそのゲーム動画(ちなみに好きなのは《あまり驚かないガッチマンはホラーゲームばかりやっている》{https://youtube.com/@Gatchman666}いつもお世話になってます)を観て感化されたし、この夏に新作映画が公開されるって事で改めて観直し。原作ゲーム厨なので某ジョヴォヴィッチさんの脱線バイオよりずっとこっちのシリーズの方が好きですね。

[原題:Biohazard: Vendetta]フルCG映画の3作目でトータルの時系列で言うと[6]と[7]の間。[ヴェンデッタ]の意味は「復讐」。


原作ゲームは一作目からコード:ベロニカ含めた7まではひと通りやってた(番外編のアウトブレイクの2作とスピンオフのリベレーションズの2作はやってない)けど8やREシリーズはゲーム動画のみ。なんか観ただけでやった気分になっちゃう。


3作目で飛躍的にフルCGの仕上がりが素敵。

そもそも新作を出す毎にグラフィックが進化したりRE含めてゲームに挿し込まれてるムービーのクオリティーも映画レベルになってるのでそりゃそれくらいの本気度でやればそーなるわなという素晴らしさ。2017年の作品で6年前やとしても立派。


とにかくアグア社に乗り込んでのゾンビ戦が何度観てもいい。クリスのガンアクションがたまらない。ここだけ観ても充分楽しめる。ただ、あの状況にハンドガンのみで乗り込んでいくレオンはたぶん馬鹿やと思う。すぐ詰むやん。ましてやアクションの流れとはいえ床に腹這いで寝転ぶとか意味がわからん。

あと見所は最後のレールガンのとこ(しれっと言っちゃう人)

銃の扱いで言うと冒頭のアリアスがクリスを圧倒した後でサラッと銃を無効化するとこ。


夏に控えてる[バイオハザード:デスアイランド]も楽しみ。予告にはチラッとマリアが映ってるっぽいので今作との繋がり方にも注目したい。



ちょっと脱線するけどバイオハザードのゲームの話を少し。

REシリーズが順番に発売されてるけど⑥のシナリオが好きで、クロスオーバーしてるのもいいしそれぞれの単体でのストーリーも全部秀逸。

あと、⑥は(たぶん)唯一《銃を持つ腕を切り替える》事ができるはず。言葉で上手く説明できるかはわからないけど、右腕で銃を構えるのと左腕で銃を構えるとでは狙える(狙い易い)角度が変わる。(前に[MR.&MRS.スミス]の時に少し触れましたけど)自分の左側に壁があってその先に入り口(もしくは索敵対象)があるとすると左腕で銃は構えない。実際に持ってるつもりで構えてもらえばわかると思うけど、銃口が壁から離れちゃう。そんな構え方で建物の誰が何がどこに潜んでいるかわからない探索はできないししない。そしてその次に今度は反対側の壁に移動して左腕に銃を持ち替えて索敵する。ものすごく細かい気にならないレベルの事かもしれないけどそこを自分で操作できるってのがたまらなく好き。なんならシナリオ云々よりもこの切替えができるのが好き。ぼくの記憶ではこの機能があるのは⑥だけ。デフォルトにすりゃいいのに。

でもどちらかと言えば褒める要素が多い⑥やけど、絶対に途中で強制的に入ってくるカーチェイスみたいなクソ要素は要らん。ただ⑥世間の評判はあんまよくないみたいでちょっと悲ピヨ。

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ジュラシックワールド/新たなる支配者】

(初)/アマプラにラインナップされたので。途中まで字幕で観たけど吹替にした。浅草氏(伊藤沙莉さん)が声優参加してると知ったので。あと、『あ、こりゃ吹替でサラッと観てもええやつや』と気づいたので。台詞に重きを置かなくていいかな、と。

ホンマは次はBSでやってた[アンタッチャブル]を観ようと思ってたんやけど先にこっちを。

原題は[Jurassic World: Dominion]。〈DOMINION〉は『支配』。テーマとして『共存』が前面に出てるけど原題が少し真逆っぽくてなんか違和感とまでは言わないけどなんか違和感(結局、違和感)

エンディングで同種属・類似種との共存はイメージさせられる画があったけどそれはあくまでも生態系の近いモノ同士の話であって[人間x恐竜]とは程遠いものなんでしょうよ。


たくさんのカーチェイスシーンを色んな映画で観てきたけど恐竜とのバイクチェイスなんて初めて観た。


どちらかと言えば昔からルーカス派なので基本的にスピルバーグさんの作品は自分から望んでは観ない傾向にある。嫌いではないけど特別好きでもないので。毎回何かしらの新鮮な『スゲェな』をくれるとは思ってるけど、なんか『ハイハイ、スゴイですね。スゴイ、スゴイ』を求められてるような圧がある(完全な個人の偏見です)


メイジー役のイザベラ・サーモンちゃん(16歳)がとても良い。このシリーズの2作品しか活動してないらしいけど将来に期待しちゃう。【THE LAST OF US】の実写版エリーとか似合いそう…と思ったら既に実写版エリーは他に存在してた()


[ワールド]三部作に関しては主役が恐竜なのかクリス・プラットなのかわからなくなってる気がする。まぁこれが完結編らしいけど。


エンドロールが10分強あってビビった。


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27勝6分4敗