髭日記

アメブロからのお引越し。

すっかりハマったワイスピのシリーズも取り敢えず追っかけれるところまでは追っかけてなんとか追いつけたのでなんとなくおもしろそうで観てみようと思ったリストに入ってた作品とか〈お薦め〉に出てくるような『はじめまして』の作品も観ていこうかなと思います…とか言いつつずっと前に観ておもしろかったやつとかを観てしまうやん…とか思いつつ真夏の全国ツアーの足音がそろそろ聞こえ始めるので今年も暑い夏が近いと実感してるそんな今日この頃。

バイオハザード・インフィニット ダークネス】(初)/’21年のNetflixオリジナル作品。30分弱x4話のフル3DCGアニメーション。

時系列では[ディジェネレーション]から1年後で⑤と⑥の間。観ずに放置してたけどRE:4(のプレイ動画)を観てちょっと一息ついたタイミングなのが結果的に良かったかもしれない。冒頭への導入が個人的にスムーズでした。

オリジナルから離れたところでワケのわからん実写でやるよりREやとかこーゆー路線でやってくれた方が何倍も嬉しい。だがしかし、中身やシナリオは正直なところちょっと残念というか微妙。いや、シナリオはいい。上手く言えないけど《ドラマ》に重点を置いて《バイオハザード》の美味しいところを摘みきれてないというか。尺の問題かもしれんけどちょっと駆け足に感じちゃうし。これが1本のゲームで時間かけて進んでく物語だったり話数がもっとあれば丁寧な描写とか展開もあったのかもしれない。せっかく[抑制剤]という今までのシリーズにはないプロットがあるのに。もっと言えば尺を足してクレアの魅せ場も作って欲しかった。あんな素人みたいなすぐにやられる立ち回りではかわいそう過ぎる。口喧嘩しかしてない。

ひとつ疑問に思ったのは、あのタイミングであの家を襲撃して焼き払う目的とメリットが何かわからない。中国に来た時点で目的はアレの回収(剥奪)もしくは彼の存在やったワケでそーなるとアレの存在は当然知ってたワケであんなことをすればアレも一緒に消失してしまうリスクしかないと思うんやけど。アレを探すとかアレを持った2人を追いかけるシーンとかあれば少しは辻褄合う気もするけど。それでもいきなりあの攻撃をするのは好手やとは思えない。最初は隠蔽しようとする政府側の攻撃かと思ったもん。それなら百歩譲ってあの無鉄砲ともいえる襲撃もまだわかるけど。はて?


手段とかには問題があるかもしれんけどやってる事はジェイソンの方がある意味〈正義〉なのよね。シェンメイの言ってる事の方が正論なのよ。結局この時点で隠蔽するカタチになるレオンが正義やとは断定できない。おまけに決着の付け方も『そのタイミングで?』感あるし。レオンさん、そのやり方はヒーローとしてどうなのよ。落ちてく顔が『え?ウソやん?マジか?』みたいにびっくりしてる顔に見えたわ。とにかくジェイソンが背負ってきた過酷な(過酷過ぎる)闇が壮絶過ぎてそっちに感情移入しちゃうし最後の躊躇いとか結局[極悪]になれてないからスカッとしない。


レオン『周りを見てみろ!』

(ジェイソンの襲撃で見渡す限り瓦礫の山)

よく生き残ったな。


②や④や⑤にリンクする描写やセリフがあったのはよかった。


○(ほぼ△に近い。でも結局好きなのよ)

f:id:Telu0820:20230627174759j:image

 


バイオハザードNetflixシリーズ】(初)/噂を聞いて(良い噂は聞いた事ない)ずっと敬遠してたけど[インフィニット ダークネス]を観た流れで、ほとんど怖いもの見たさというか(ゾンビ物やホラーという意味ではなく)ある意味義務感というか…。'22にNetflixで配信されたオリジナルストーリー。


結論から言うと残念で仕方ない(やっぱりね)。設定と冠をパクった自主制作というかファンがお金かけて作ったドラマみたい。それもゲームした事ない人が作ったのかって疑問に思うくらい。ゲームした事あってオリジナルを愛する人ならこんな内容にしないと思う。褒めるところが見つからない。キャラ・ストーリー・構成、全てにおいてオリジナルを蹂躙したようなコレジャナイ感しかない。『余計な事を勝手にすな!』という大好きなシリーズをおもちゃにされたような喪失感と憤りのようなモノしか残らない。[ターミネーター・サラ コナー クロニクルズ]のような存在。約50分x8話が長くて苦痛にすら感じた。字幕版で観てたけど4話くらいからダルくて吹替版に切り替えた。シーズン1で打切りなのも納得。ご機嫌取りにクリスやレオンやジルやエイダとかを出さなかった点だけはまだ救い(最後にとある名前は出しやがったけど)。ただ、南アフリカを舞台にするのにシェバを出さなかったのはよくわからない。ゲームしてなくて知らないの?


ジョン・ウィック]でコンシェルジュシャロンを演じたランス・レディックが出てる。とても印象的な役だった(お亡くなりになられたので⑤以降のあのコンチネンタルホテルのフロントでの凛とした佇まいが観れなくなるのは残念で仕方ない)。ただ今回はなぜウェスカーなのか。[ウェルカムトゥラクーンシティー]のウェスカーも原作に対するリスペクトも何も感じない酷い設定やったけど今回も大概。俳優さんに非はないと思うんですが。

ビリーの子供時代を演じたシエナ・アグドンちゃんがとてもいい印象やったんですが[F9](ワイスピ・ジェットブレイク)でミアの子供時代を演じてるらしい。現在18歳らしく、役に恵まれればメジャーな女優さんになれそうな気がする。ちょっとお気に入り。

てか、大人になったビリーの顔が違い過ぎるくないか?


新しい切り口で違った物語を作るのも別にいいと思うけど世界観や概念は変えんなよ、と。それができんのなら手を出すなよ、と。スピンオフにするなりリブートするなりはかまへんのやけど、変えちゃいけないところは変えちゃいけないでしょ(語彙力)。そこがわからんのかね。本筋で描かれてない部分を膨らましたりするのはどんどんやってくれていいのよ。世界が拡がるから。ただ、本筋で固まってる部分をごちゃごちゃいぢくりまわすなや。


ミラさんのシリーズがまだマシに感じる(好きか嫌いかは別にして)。トンネルやブラザーフッドの施設やら暗いシーンでは暗過ぎて何が起こって何をしてるのかほとんどわからない。ある意味魅せ場なのにもったいない。作ってる人はアホなのか?そこを見せろよ。場面があっちの時代とこっちの時代を行ったり来たりがあり過ぎて(それも短いブツ切りのシーン単位で)観てて疲れるし、双子の情緒がクソほどめちゃくちゃで仲良くしてたと思ったら急にブチ切れケンカしたかと思えば数秒後に仲直りしてたり感情の起伏の乱高下が激しすぎてちょっと観てて怖いし、『ティーンやから』では納得できないレベルの衝動的な行動にも一切感情移入できないしずっとイライラしちゃう。取ってつけたような謎解きや〈月光〉を挿入されたかてやな。あと、ウェスカーのオリジナルだけ変に原作に寄せてるのもなんか腹立つし。ご機嫌取りか?

娘がいなくなったりボートが転覆したりと全部自分が蒔いた種過ぎて自業自得のオンパレードで呆れて笑っちゃったわ。あと1番びっくりしたのはあんな化け物をリリースするだけして去ってくつもりやったとか悪役のやる事ですやん。ホンマにただの疫病神。こんな主人公珍しい。

『観なくていい!』とまでは言わないけど別に『観なくてもいい(観なくても大丈夫)』な作品。『時間の無駄!』とまでは言わないけどこの時間で他の作品を何本か観れたなぁとは思う作品。


✖︎(好きなシリーズで✖︎をつけるのは辛い)

f:id:Telu0820:20230627174836j:image

 

ワイルドスピード・ジェットブレイク】(初)/少し前に金ローでやってて録画したけどNetflixで見つけたのでどーせならそっちで字幕版を。原題:はF9。シリーズ9作目。邦題つけた人、たぶん《アイスブレイク》を考えた人と同じ人で《アイス〜》で気持ち良くなって引っ張られちゃった説に500ペリカ


キャラの生い立ちや過去をあまり詳しく描かないでシリーズを続けていればこーゆー後付け(最初からの設定かもしれんけど)でもストーリーが成立するというちょっとズルいというか[伸びしろ]を上手く使った作品。

前作の原題に[Fate=運命]が使われてたけど今作の方がずっと[Fate]感はあった。


東京のシーンが…。撮り直してくれんか。せめて最初の屋台のシーンだけでも。なんか悲しくなるわ。[ブラックレイン]とかの頃から日本のイメージが変わってへんやないか。

宇宙のくだりも『やっちゃったね』感が。まぁ空やって氷やったら次は水の中か宇宙しかないもんね(そうか?)。せっかくの緊迫したいいアクションシーンでも宇宙のシーンを挟む事でなんか冷めちゃうのよ。テンポも落ちるし。そんで、最後に[アルマゲドン]しようとしたでしょ。でもまぁそりゃあーするしかないか。

装甲車に対抗する時に兄弟が揃って並走した時はベタとはいえグッときた。単純なのであーゆーシナリオは好き。あと、細かいけど装甲車がハイサイド状態になってケツが持ち上がる時にレティのシボレーがカットインして画面に入ってくるカットが一瞬やけどあってそのシーンがなぜかとてもカッコよくて好き。運転席から唖然とする光景を見上げるレティの表情を入れる流れがとてもスムーズに感じた。実際はなくても成立するシーンやと思う。でもあると流れがキレイになるし作り手の余裕を感じるワンシーン。そーいえば、レティさん車ブン投げましたよね。


飛んでるモノと地上を走ってるモノのタイマンで飛んでる方が圧倒的に有利のはずっていうセオリーみたいなものは?…ってのは、まぁこのクラスのアクション映画では[ダイハード]や[ミッションインポッシブル]然りよくある事なので『でき過ぎでしょ』とか野暮な事は言わない。派手にやったモン勝ちですね。

シリーズ通して作品として1番好きなのは[メガMAX]かな。


○(ただあんまやり過ぎると△になっちゃうよ、と)

f:id:Telu0820:20230627174920j:image

 


ディープインパクトNetflixで見かけたので久し振りに。字幕版。[アルマゲドン]と同じ’98年の作品で公開されたのはこっちの方が2ヶ月ほど早い。事実、ぼくもこっちの方を先に観た記憶がある。

他のディザスター作品と違い今作はヒューマンドラマに特化した作品なんやと思います。勿論、特撮はすごい('98年でこのクオリティーはすごい)けどそれよりも観終わった後に残るのは《命を賭けて人類を救ったヒーロー》とか《ハラハラしながらもギリギリ助かったハッピーエンド》でもなく《人を想う》って事と《それぞれの選択の重さと神聖さ》というか。どちらかと言えばメジャー作品になる[アルマゲドン]や[ツイスター]みたいなぼくの好きな映画とはちょっと違うというか。女性監督(ミミ・レダー監督)だからなのか(いい意味で)と思ったり。ちょっと美談に味付けし過ぎてる感もあるけど。人間の嫌な部分があまりタラタラと描かれていないのは観てて気分が落ちない…けど、『そんなにみんなお行儀良くないでしょ』とも思っちゃう。あと、なんでメサイアに乗ってるクルーが私服みたいなの?訓練かと思って観てたがな。


キャスター役のティア・レオーニは[ジュラシックパークⅢ]でショートカットが眩しくて大声を叫びまくってたアマンダさん。冒頭で亡くなっちゃうウルフ博士を演じてるのは[アンタッチャブル]で財務省から応援に来たウォレス役のチャールズ・マーティン・スミス。[ロボコップ]の悪役クラレンスでお馴染みのカートウッド・スミスNASAの司令官役で出てた。大統領の補佐官?右腕っぽい人もどこかで見たことある人。


同時期に公開された[アルマゲドン]に光が当たり過ぎてともすれば地味で〈B級〉にカテゴライズされてしまいそうですけどしっかりおもしろいし引けを取らない作品ですね。派手さは敵わないけど。何年か振りに観て、当時とは違って歳を重ねた事や実際に起こった災害とかも踏まえて観るとストーリーがしっかりしてるのがよくわかる。グッときますね。


順番的に続けて観てしまったから車にジェットエンジン積んで宙に行くっつぅ設定がとてもチープに見えてしまった。


『一緒に飛べて幸せでした、船長』

コレが1番グッときた。泣いちゃう。


f:id:Telu0820:20230627174952j:image

 

 

イコライザー】(初)/近々、新作の③が公開されるという予告編を観たので(劇場に観に行くかどうかは不明)ちゃんと観てみようと思って。Netflixにて字幕版。ただ、吹替版のマッコールが我らが大塚明夫さんなので吹替版でも観てみたいという超ジレンマ。

’14年の映画で内容はとてつもなくドストライク。こーゆー勧善懲悪は大好物。[ジョンウィック]然り[マッドマックス][96時間]や[ダイハード]然り。ド派手なカーチェイスや大爆破シーンとかは少なくてもしっかりおもしろい。いぶし銀というか。観た後で自分も強くなったつもりで歩き方や姿勢がシャキッとする映画。


ちなみに主演のデンゼル・ワシントンの息子がTENETやと知ったのはかなり後になってから。今思うとめっさわかりやすいのになんで気づかなかったんだろうか…。

キック・アス]のヒットガール(クロエ・グレース・モレッツ)がヒロイン役で出てる。今作当時17歳。ちなみに[キック・アス]1作目のヒットガールの時は13歳で続編の時は16歳(あれで16歳!?)(今作で17歳も大概やけど)。好きな女優さんのベスト3〜5に入る人。(因みに他はエマ・ストーンミシェル・ロドリゲスレベッカ・ファーガソンとか)。[キック・アス]も観たくなりました。

同じ監督(アントワーン・フークラ監督)とデンゼルさんがタッグを組んでいる[トレーニング・デイ]も観てみたくなった。

でもまずは続きの②を観よう。


結局、イイ感じの台詞を大塚明夫ボイスで聴きたくてちょっと戻して音声を切り替えてまた英語にして、またちょっと戻して切り替えて…てしたから観るのに倍近く時間かかった。大塚マッコールがカッコよ過ぎる。


似てる似てないとかではないけど[レオン]みたいな感じの世界観。あっちはハッピーエンドとは言い難い終わり方やけど。

あと、ある意味とてもキレイなラブストーリー。キラキラ男女アイドルのいちゃこらラブストーリー(そっち系は一切観ないけど)よりもずっと純粋でピュアなラブストーリーやと思う。


f:id:Telu0820:20230627175043j:image

 


イコライザー2】(初)/続編で'18年の作品。前作よりも凝ったシナリオになってるけどストーリーはシンプルな前作の方が個人的にはいい気がする。たぶんこのシリーズはあまり風呂敷を拡げない方がいいんじゃないかな。組織とか国とかを背負うんじゃなくて個人や大切な人との縁とかを背負って闘う方がカッコイイと思う。ゆーておもしろかったですけどね。

Netflixで字幕版(また吹替版と切り替えながら)を。

このジャンルの映画は[ヴィジランテ・アクション]というらしいです。『ヴィジランテ』は『私的制裁を加える人』とか『自警団』とかの意味で、《私刑や復讐によって法で裁けない悪を倒す》みたいな感じ。[ダーティハリー]とかそうですね。


クライマックスをどーやって撮影したのか知りたい。とんでもなくすごいな。あんな日を選んで撮影できるもんなのか?CGって言われても納得するくらいすごい。

印象的なシーンはラジカセが爆発した時の爆風とクライマックスでの粉塵爆発。ド派手…とまではいかなくてもリアルでカッコよかった。


3作目も楽しみ(劇場に行くとは言ってない)。①②と続けて観て思ったのは[地味]なんではなく[静か]な映画やな、と。アクションシーンや爆破シーンとかは確かにあるけど、デンゼルさんのマッコールの演技や佇まい、所作から行動までの全てにやかましさが一切ないとても静かで凛としてる。でも魅せる所は魅せてしっかり作品を締める。とてもカッコイイ。シリーズもずっと続いて欲しい(いいシナリオありき、で)


f:id:Telu0820:20230627175107j:image

 


S.W.A.T.】次はデンゼル繋がりで[トレーニング・デイ]を観ようと思ってたんやけどNetflixのラインナップで見かけたので久し振りに観てみた。字幕版で観たけど吹替版でサクサク観てもよかったかな。'03年の作品でたぶんレンタルで観た以来で円盤も持ってない。普通におもしろいですよ。金ローとかでしてたら観る(褒めてるつもりです)。

元々はドラマの作品を映画にリメイクした作品なのでちょっと詰め込み過ぎ感は否めない。トレーニング云々でほぼ半分の尺を使ってるので退屈に感じる人もいるかもしれない。個人的には苦にはならなかったけどもっと端折ってミッションの方を盛り上げてもよかっのではないかと思うのも事実。評判が良かったら続編とか続いててもいい素材やとは思うんですけどね。

出てる人は豪華です。でもB級臭がハンパない。いい意味で。[ステルス]や前に観た[ダークタワー]、[トータルリコール]、この前の[イコライザー]とか。まぁ[ダイハード][ターミネーター][マッドマックス][ジョンウィック]とかも1作目はほのかにB級感はあるし『それがいい』みたいなところはあるんですが。個人的な考察としては主役のコリン・ファレルがB級顔なんやと思う(言い方)(シンプルに悪口)。

何はともあれミシェルのロドリゲスさんがクールでカッコイイし、今はいい人配役の印象が強いジェレミー・レナーがメジャーになる前に主人公を裏切るキーパーソンを演じてるのはレア。出てる事を今回観直して気づいた。吹替版のホンドー(サミュエルさん)が大塚明夫さん。3作連続でお世話になりました。威厳がハンパない。終始無能でことごとく足を引っ張る警部がいい憎まれ役のアクセントになってチームへの感情移入がとてもスムーズにできるしチームの活躍の爽快感をブーストしてる。


f:id:Telu0820:20230627175209j:image

 

50勝14分6敗