髭日記

アメブロからのお引越し。

リリースは年明けてるけど書いてる内容はまだ年末の事なのでここでの新年の挨拶はまだ早いのかどーなのかというどーでもいい事を考えたり考えなかったり。

12/24に毎年恒例の[DIE HARD]を、12/25に[DIE HARD2]を観たんですけどさすがにもう書くのもカウントするのもパスしました。毎年観てるから。でも何回観てもおもしろい。相変わらず[1]のシナリオが最高でした、とだけ。史上最高のシナリオやと思います。裸足、写真立、腕時計、旧姓、苦い過去etc、全てが伏線で全てに無駄がない。さすがぼくのベストofベスト。最高。[2]のスケール感もたまんない。[1]の完成度には敵わないですけど。

 

 

 

 


113【ワイルドスピード・ファイヤーブースト】(初)/シリーズ10作目で原題はFast X。10(X)作目って事をタイトルに持ってくるセンスは好き。アマプラにラインナップされたので早速。

おもしろいんですよ。派手で。見映えするし。でも毛色が変わってきてる気がする。派手さが先行しちゃってるというか。某インポッシブルみたいになんか「スケールをデカくしなくちゃ」という呪縛に縛られてるというか。個人的にはストリートレースの頃の作風は好きじゃなかったですけどシナリオや中身はあの頃の方が詰まってたと思う。CGに頼りすぎてメッキばかりが濃くなってるというか。そもそもこんなに簡単に車ぶっ壊さなかったでしょ。敵対してた相手が仲間(ファミリー)に加わる流れも死んでたキャラがしれっと復活するカードも過去に観てるから奇策としては弱くなっちゃってる。ベタな流れが好物なので個人的には嫌いじゃないけどパンチとしては弱いよね。というか読めちゃう(ジェイコブもたぶん…)。一度"派手さ"で勝負するんではなくて"シナリオ"で勝負してリセットしてみたらいいのになと思ったりもします。

ただ、いかんせん主人公たちが所謂〈悪人〉なのがここにきてちょっと邪魔になってる気もする。立派な事を言ったりしたりやってる事は正義の味方なんですけども。いくら恩赦で犯罪履歴がなかろうが。作中でも『タンクローリー襲ってたよな』みたいにやんちゃ武勇伝みたいに言われてもさ。今回の事の発端だって結局は自分らが蒔いた種なわけやし。それこそその[メガMAX]あたりの金庫奪う話くらいまでなら強盗団の延長みたいに観れてたけど、そこからあまりにも〈ヒーロー化〉して描かれてしまってる気もするし、そーなると先述の〈悪人〉ていう肩書きが”要る"のか"ない方がいい”のか。そんな諸々を踏まえてもド派手アクションが好きな人やシリーズのファンなら手を叩いて喜ぶと思うんです。そんだけの勢いはある。ただ、粗が気になる、ご都合主義が気になるような一定数の人たちが過食を感じたりしないかという危惧もある。

ダンテ(ジェイソン・モモア)の人を食った掴みどころのないサイコパスなキャラは悪役としてほぼ満点なんじゃないと思う。あのノリで何をしでかすかわからない恐怖はたまらない。サイファーとはまた違った怖さ。[スカイフォール]の敵ラウル・シルヴァにちょっと似てるというか。相手を不快にさせる才能に長けているキャラ。

ストーリーは次作に繋がってるそうで。ダンテを次でしっかりやっつけてトドメを刺しておかないとその次か次の次くらいに味方になって戻ってきちゃうよ(まぁトドメを刺しても戻ってくるんでしょうが)(そもそもそこまでシリーズ続くのか知らんけど)。

派手さは嫌いじゃないです。


そーいえば、トンネルの中でダンテのフォード・フェアレーンが加速した時にタイファイターの飛ぶ音が聴こえませんでした?

あと、一応観返したら冒頭のオフィスに青いスーツのマッチョがちゃんと座ってた。


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勝87

分19

負7